早いもので今日で2024年も幕を閉じます。
この冬の蓼科高原は近年比較的暖かかったせいか、久しぶりに寒い冬を(例年並み?)迎えています。今年は冬に入ってから比較的いい天気が続いています。今週いっぱいは予報ではいい天気が続きそうです。ただ、お越しいただく際は何があるか分かりませんので、冬用タイヤもしくはタイヤチェーンの携帯はお忘れないようにしてください。
皆様にとって来年が良い年になります様お祈り申し上げます。



いつもより半月ほど早めですが石段アプローチの周りは山野草がいろいろ咲きそろいました。
クマガイソウも今年はいくつも並んでいます。
見上げれば日ごとに伸びている樹々の若葉は、なんともいえない心地良い優しい色です。


お花見の話題が多く聞かれます。高遠の桜も開花したようです。
信州は標高差がありますので蓼科の桜はもう少し季節が進んでから。
それでも日に日に春めいてきています。
そろそろ梅も咲くでしょうか。
たてしな藍から車で一時間足らず、駐車場代を渡すと目的の巨木は目の前に。
樹齢2000年ともいわれ日本三大桜の一つ、神代桜(じんだいざくら)は支えられながら 雨の中 見ごろを迎えています。
実相寺(じっそうじ)の境内には薄墨桜をはじめ名桜の子桜もならんでおり楽しめます。
種が宇宙旅行をしてきた神代桜の子桜も美しい盛りです。
二月後半から雪が多かったので少々心配しましたが 雪解けの、、、その下に今年も愛らしい姿を見せてくれました。
この時期のお客様の人気者は’氷柱(つらら)’です。
お天気が良く陽射しが強い蓼科ですが寒さはまだまだ厳しく
、ポトリと落ちる前に凍ってしまいます。
この時期ならではの信州、南北に長く標高差も大きいことをしみじみ感じます。
この冬は暖冬でした、、、、’とテレビからの声。
冬が過去形になっていることに少し驚き、三月も数日過ぎたことに気がつき納得しました。
朝晩の冷え込みもまだまだ厳しく、日当たりの良い路面は雪も解けていますが、見渡せば雪化粧。
春はひと月遅れてやって来る蓼科ですが今日も気持ちのいい天気になりました。
大変寒いですがとても良い天気。
向かって左側が蓼科山、隣が北八ヶ岳です。
たっぷり降った雪と青空で清々しい眺めです。

しとしとと降ったり止んだり、昨日と比べ肌寒い日になりました。
今日は雨氷(うひょう)という不思議な景色になりました。
雨は樹々の枝に雫のまま凍ってしまい華のようです。
そういえば昨日は駐車場の脇を、静かな霧の中、タヌキが連れ立って歩いて行きました。

今年の紅葉は若干例年より遅れ気味ではありますが、白駒池が先頭を切って紅葉しかけているようです。
白駒池の紅葉が終わりますといよいよ紅葉前線も山を下りて来まして、蓼科高原も見頃を迎えてきます。
白駒池は、風のない静かな日は湖面に映り込む様子がとても綺麗です。
それと何といっても辺りを覆う苔の様子がとても神秘的で素敵な場所です。
是非お出かけになられてはいかがでしょうか。