稲刈りが済んで、すっかり枯れ草色になった田畑の一角に、青々とした大きな葉っぱが揺れています。野沢菜です。霜が降りて、葉がしんなりとしたところで、収穫されます。 晩秋の光に輝く唐松は、やがて葉を落とし、季節は足早に冬に向かいます。 山も里も、時の流れと共に色を変え、季節は巡ります。この冬作られる「野沢菜漬け」は、これまでも、これからもその「変わらぬ緑」で、信州の食卓を飾ります。