師走を待つまでもなく、唐松の葉は落ち、山々は白く雪化粧しています。 桜の四月、新緑の五月と季節は移り今年も残りわずかとなりました。 日陰を求めて歩いた「とても暑い夏」から、今は陽だまりを辿る毎日です。 様々な出会いに教えられることも多く、美しい景色に何度も心動かされました。 平凡かもしれませんが、冬らしい冬や、「いつもの夏」の中にこそ、ささやかな安らぎが得られるようにおもいます。
女将