岡谷 旧林家住宅 2012年9月13日10:57 PM|おすすめ&寄り道,女将の心音
岡谷駅近く、国の重要文化財にもなっている‘旧林家住宅‘ を見学してきました。岡谷の製糸業発展の礎であった三大製糸家の当時の婚礼衣装がいくつか展示される(11月末まで)と聞き、出かけてきました。
シルク岡谷とまで言われた生糸のことは、社会の教科書や映画などでしか知識が無く、大変親切丁寧に中を案内して下さった女性に申し訳ないほど勉強不足の私でしたが、思い出してもワクワクするようなものばかりでした。
明治三十年代に建てられたというお屋敷やお蔵ですが、各部屋からお勝手に繋がる呼び鈴のようなものが作り付けられていたり、ガスストーブがあったり、近代的でビックリでした。
殿様を想像してしまうような豪華で立派な大広間や客間のお座敷が在り、おしゃれな洋館もつながって建てられています。室内の装飾も国内に数えるほどと言われる金唐紙(金箔の壁紙)が数種類使われるなど、匠が細工を凝らした見事な欄間や襖やガラス一つ一つが大変見ごたえがありました。
また、火事や、諏訪湖が凍りつくほどの寒さから、糸や蚕を守るための工夫も感心しました。
たてしな藍から車で一時間弱、八ヶ岳や蓼科の自然とちょっと違った、近代化日本・・・を味わってみませんか?
パンフレットも頂いて参りました。