明けましておめでとうございます

新しい一年が始まりました。そして「冬の使者」白鳥が、今年も諏訪湖にやってきました。

湖面を軽やかに泳ぐ姿はとても優雅です。毎年の光景ですが、地元にとっては、この冬も変わらず来てくれてありがとう、と言う思いです。

また2018年は、2月に冬のオリンピックが韓国で、6月にロシアでサッカーのワールドカップも開催されます。以前長野で行われたオリンピックの事を思い出しながら、私も楽しみたいと思います。

女将

落ち葉の下の不思議

師走の風に、枯れたキレンゲショウマの茎が揺れています。8月には黄色の花を咲かせ、桔梗やフシグロセンノウを傍らに従えていました。

春から秋にかけて、宿の庭を彩ったカタクリやシラネアオイなど多くの花々や、小さな虫たちも今は皆、土の中で静かに眠りについています。

冬が去れば、いつもの場所に変わらぬ色の花を咲かせ、虫たちは空を飛び交います。
小さな命の営みは繰り返されますが、私たちが受ける感動は、新鮮です。

女将

晩秋の風景

楓の寺として有名な長円寺で、深い赤の楓が今年も見頃を迎えています。
紫がかった赤と秋空の青との対比がとても見事です。
八ヶ岳は、高いところが、霧氷に覆われ白くなり、山麓の枯れた赤茶色をいっそう際立たせています。
 その山麓にたたずむ「御射ヶ池」は、黄金色の唐松の林を水面に映し、西日がさす頃の美しさは、言葉にできないほどです。
遅い秋だけが持つ静けさの中で、信州の風景をお愉しみください。

女将

藍の花です。。

藍染の藍の花です。

藍色に染まるのが不思議です。

蓼科の木々も赤や黄色に染まり始めました。

 

秋風に揺れる

夏の光が育てた稲穂が大分大きくなりました。傍らで、コスモスやすすきも秋の風に揺れています。
 宿の庭では、ワレモコウや水引が夏の花に代わって、秋の光を浴びています。
季節の移ろいとともに、木々や花々がそれぞれ「花の時期」を終え、実を膨らませつつあります。いつもと変わらぬ光景は、夏を終えた私たちを少しほっとさせてくれます。
間もなく訪れる、信州の実りの時期を味わいに、どうぞお出かけ下さい。

女将

峠を越えて苔の森へ

夏、麦草峠へ向かうのは、まるで沸き立つ入道雲に向かう気分です。
峠に立つと、風に運ばれて雲は、西の諏訪湖から東の佐久平へ。自然の壮大な動きを実感します。北八ヶ岳の大小の湖沼を抱える森は、年間を通して適度な湿度があることから、数百種類と言われる苔の宝庫です。
「白駒池」へ通じる山道はその素晴らしさの代表ですが、夏鳥やリスやオコジョも顔を出し散策に飽きることがありません。
加えて、街中では得られない、心地よい涼しさが、ここにはあります。

女将

富士見高原

八ヶ岳の西側山麓には、北から白樺高原、蓼科高原、富士見高原と広がっています。南の端にある富士見高原で今、夏の花が盛んに咲き誇っています。

冬の間、スキー場のゲレンデとして広がる斜面が、「百日草」「サルビア」「ニッコウキスゲ」などの大きなお花畑になっています。

すぐ隣にある「創造の森」からは、富士山、南アルプスの眺めも素晴らしく、吹く風は夏の暑さを忘れさせてくれます。

女将

フタリシズカ

フタリシズカがたくさん咲きました

中には「フタリ」でなくヨニン?やサンニン?もあります。

蓼科高原のまっすぐな日差しで花も木の葉も日に日に大きくなります。

緑の美しさ、野菜の美味しさは昼夜の寒暖差のせいでしょうか。。。

 

入笠山(にゅうかさやま)

八ヶ岳は例年6月初めに「開山祭」があり、本格的な夏山のシーズンが始まります。

入笠山は、その八ヶ岳を端から端まで、余すところなく眺められる展望のポイントです。また、山頂からは、富士山、北、中央、南の日本アルプスの大パノラマが広がり、楽しみがいっぱいです。スズランを初め、高山植物の宝庫としても知られるこの山は、ゴンドラを使えば容易に花とすばらしい展望が見られる名山です。

女将

 

美ヶ原

美ヶ原は、メルヘン街道とほぼ同時期に冬季閉鎖が開けた、「天空のドライブコース」と言われるビーナスラインの端にあります。蓼科高原からは、白樺湖、霧ヶ峰を経て、1時間と少し、途中、いくつかの展望ポイントがあり、それぞれに雄大な広がりが楽しめますが、何といっても、2000mの高原台地である美ヶ原から眺める北アルプスが、目の前に迫り迫力満点です。

爽快なドライブと大展望、信州の5月を満喫なさってください。

女将